nabe_s.gifくにたちカレー

2013.06.30


FILM BY KANA OHASHI ( http://yutakana.org )

 僕たちカレーキャラバンは初夏の東京都下、国立市へいってきました。国立駅からほど近いスペース「国立本店」が今回のキャラバンサイトです。「国立本店」とは、本を取り扱いながら、まちについて考えていくためのコミュニティスペース。中には様々な本が本棚に陳列されていて、一見書店、でもそこでは毎週のように様々なイベントが行われている不思議な場所です。カレー屋のようでいてそうではなく、パフォーマンス集団のようでいて、そうでもなくという僕たちからみても、なんとも相性のよさそうな場所です。今回はこの国立本店を拠点に日々活動している「ほんとまち編集室」のみなさんと一緒にカレーを作っていきます。一体どんなカレーが出来るのでしょう・・・・・
 いつものようにまずは買い出しから。昼下がりのまちを、ほんとまち編集室のみなさんと食材を探しに出かけます。まずは国立本店の目の前にある「しゅんかしゅんか」へ。このお店に置いてある野菜はそのほとんどが国立産(!)。少し興奮気味になった僕たちは次々と目の前にある野菜をバスケットに入れていきます。何種類かのナス、葉唐辛子、ジャガイモ、ズッキーニ・・・・国立でこんなに色々な野菜が作られているのか!?という興奮も手伝って、いつもよりかなり多めの野菜を買い込みました。国立産のお米も手に入り、お店で精米までしていただきました。その時のテンションや目の前にある食材でカレーの性格が決まるのは、キャラバンならではです。続いて、ほんとまち編集室の皆さんに連れられてしばらく歩きます。向かう先は、薫製屋さんの「ノイフランク」。お店の名前からして美味しそうです。ショーケースの中にはベーコンやハム、ソーセージなど美味しそうなお肉がたくさんありました。ノイフランクのお客さんでカレーに入れる方がいるという話を伺い、「ディックブルスト」というベーコン、タマネギ、豚粗挽きが入った立派なソーセージと、タンドール壱号で焼いたら美味しそう!ということでベーコンを厚切りにしてもらいました。
 買い物が終わり、国立本店へ。いよいよ調理の始まりです。ほんとまち編集室のみなさんの手で、たくさんの野菜が、どんどん刻まれ、美しく刻まれた野菜たちが次々とテーブルの上に並んでいきます。外の鍋を火にかけ、スパイスペースト、スープ、ピュレを煮込み始めると、通りに匂いが立ち上がり、道行く人たちからは、何度も「何作ってるの?」と聞かれます。
 そして予告通り18時にカレーは完成。通りすがりの人たち、国立本店に馴染みのある人たち、キャラバンメンバーの友人たちなどなど、たくさんの人がぞくぞく集まり、なんと国立本店の前には行列が。国立野菜たっぷりのくにたちカレー、タンドリーチキン、窯焼きベーコンとソーセージを集まったみんなで食べながら、色々な話に花を咲かせます。みんな笑顔。子どもたちは道端に座り込んでカレーを食べています。中にはお買い物帰りの80歳のおばあちゃんも。カレーを食べながら、おばあちゃんのこれまでの波瀾万丈の人生のお話をみんなで聞き入るトークショーのような一幕も。
 色々な印象的なシーンを見ることが出来たカレーキャラバン@国立本店は、あっという間にカレー鍋がからっぽになりました。作る時間は結構長くても、食べ始めるとあっという間で、まるで夏の花火のようだなと感じました。国立というまち、そのまちが大好きでそこで活動を続けるほんとまち編集室の皆さん、それに国立で暮らしてる大勢の人たち。こんなステキな輪のなかに僕たちカレーキャラバンは一瞬だけ紛れ込ませてもらって、忘れられない時間を過ごすことが出来ました。またいつか会えることを楽しみにしています。ありがとうございました。

レシピ

①野菜を切る。

しゅんかしゅんかで買って来たいろとりどりの国立野菜(大量)を国立本店のほんとまち編集室のみなさんが切り始めます。

②スープをつくる。

鶏ガラ、青ネギ、にんにく、水を鍋に入れ火にかけます。

③ピュレをつくる。

しゅんかしゅんかにあったフルーツはスイカ。今回は、トマトとスイカの不思議なピュレ。国立の酒屋SEKIYAさんにあった3種類のフルーツワインも使います。

④スパイスペーストをつくる。

仕込んで来たタマネギペーストをあたため、ターメリックはたくさん、カルダモン、シナモン、コリアンダー、クミン、クローブを入れていきます。豚ひき肉もあわせていきます。肉の臭みを消すためにクローブは強めに入れます。

⑤野菜を煮込みます。

ピュレとスープを合わせて、野菜の一部を鍋へ。

⑥野菜を炒めます。

大量の野菜を炒め、バジルを加えます。見た目かなり美味しそう。これでひとつの料理になりそうないい感じ。

⑦炒めた野菜とスープを合わせます。

ふたつの寸胴にカレーをつくっていきます。カレーキャラバン初参戦のキミさんが、鍋の中が均等になるように野菜たちを配分します。

⑧ベジミートとハムの切り落としを⑦へ入れます。

インドのお土産でいただいた、大豆グルテンのベジミートを水で戻し、鍋へ。ノイフランクにあったハムの切り落としをみんなでつまみ食いしつつ刻んで鍋へ。

⑨スパイスペーストを合わせます。

カレー鍋にスパイスペーストを投入。ほんとまち編集室のみなさんのおかげで、いつもより早い時間帯でカレーのベースが出来ました。

⑩お米をといでスイッチオン。

ほんとまち編集室で手配していただいた公民館の調理室で国立産のお米を炊きました。

⑪味の調整をします。

ふたつに分けたカレー鍋は、ひとつを子ども用に甘口、もうひとつを大人用に辛口に仕上げます。柚子茶と醤油チョコレート、それに国立蜂蜜、バター、ヨーグルトなどで、コクとまろやかさを。大人用のカレーはカイエンペッパーとブラックペッパーを加えてスパイシーに仕上げます。時間の許す限り、みんなで味見をしながら、あーでもない、こーでもないを繰り返します。キャラバンスタッフ、国立本店のみなさん、遊びに来てくれた方みんなで、知恵を出し合い味の調整をします。

⑫カレーの完成!

しゅんかしゅんかの店頭にあった葉唐辛子の葉と花、ツボミを湯がき、刻んでカレーにトッピング。ほのかに唐辛子の香りがする彩りでした。


材料

キヌヒカリ(国立産米)、ズッキーニ、黄ズッキーニ、白ナス、水ナス、UFOズッキーニ、トマト、じゃがいも、スイカ、ニンニク、国立蜂蜜、オリーブオイル、長ネギ、オクラ[しゅんかしゅんか]
ベーコン、ハム、ディックブルスト[ノイフランク]
フレッシュ・ヴィタ・ヴィーノ、マルチ・ヴィタ・ヴィーノ、グレープフルーツワイン[SEKIYA]
バター、ショウガ、鶏胸肉、豚挽肉、ヨーグルト[SEIYU]

醤油チョコレート[五日市のお醤油屋さん「近藤醸造」]
ブラックペッパー[ヤボロジ]
内藤唐辛子[アサミ家農園]
(それぞれ ほんとまち編集室 アサミさんからの差し入れ)


タンドリーチキン

今回も登場のタンドール窯。毎回安定したクオリティーを発揮しているタンドール壱号ですが、今回はチキンだけでなく国立の薫製屋さんノイフランクで買ったベーコンとソーセージ「ディックブルスト」も焼きました。カレーキャラバンの定番になりつつあるタンドリーチキンの安定した美味しさはもちろん、ノイフランクのベーコン&ソーセージとの相性もばっちり。タンドール壱号(そして作者の加藤さん)はえらい!

玉ねぎペースト

キャラバン前夜の夜なべ。打ち合わせで国立へ行った時に、しゅんかしゅんかで仕入れた新タマネギ40個をペーストにしました。毎度、涙を流しながらの玉ねぎ作業ですが、シャキシャキの玉ねぎを何時間もかけてペーストにする作業は楽しく、実は病みつきになっています・・・

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